中国原産のイネ科の植物です。食用として使われているのは、主にモウソウダケ、マダケ、ハチクの3種です。一般的なのは、
モウソウダケで他と比べて大型です。2月〜5月下旬までが旬です。
皮つき…春から初夏にかけて出回る香りのよい新タケノコ。
時間が経つとアクが強くなるので、すぐに下ゆでします。
水煮…空気にふれるとアクが出るので、密閉容器に入れて水をはって冷    蔵庫へ。水をかえれば3〜4日は持ちます。
市販品は早めに使いきりましょう。
不溶性の食物繊維であるセルロースが多く、便の量をふやして便通をよくします。コレステロールの吸収を抑える働きや腸内の有害物質を吸着して体外に排出する働きもあるので、動脈硬化予防、大腸がん予防にも役立ちます。
また、カリウムも多く含まれているので体内のナトリウムを排出し、高血圧予防にも有効です。
皮つきは穂先を切り落し、縦に切り目を入れてかぶるくらいの水、米ぬか一つかみ、赤唐辛子1本を入れ、弱火で約1時間ゆで、そのままさまして水にとり、皮をむいて洗います。
穂先を長さ5cmほど切り、縦に6つ〜8つ割か、縦薄切りに。柔らかいので、みそ汁の具や煮物に。真ん中から根元部分は、輪切りや半月切り、いちょう切り、乱切り、細切りにして焼き物や、炒め物に。