地中海沿岸が原産地のアブラナ科。春に黄色の花を咲かせるのでこの名がつきました。食用に栽培しているのは日本や中国などの東アジアだけで、ヨーロッパでは観賞用として栽培されています。
小穴空きのポリ袋か、霧吹きで濡らした新聞紙に包み、冷蔵庫の野菜室で立てて保存するのがよいでしょう。シャッキリ感が保たれます。しかし、傷みやすいので早く食べるようにしましょう。
ビタミンB郡、C、カリウム、鉄などを多く含み、がん、貧血、高血圧などの予防に有効です。最も特徴的なのはカロテンの含有量で、ホウレン草、こまつ菜などを上回ります。カロテンは細菌やウイルスに対する免疫力を高めるので、かぜを予防し、ビタミンCとの相乗効果で肌を健やかにします。濃い緑はクロロフィルという色素で、血中コレステロールを下げる効果があります。
繊維が柔らかいのですぐ火が通ります。加熱しすぎないようにさっと火を通すぐらいの食べ方で、ビタミンの流出を防ぎましょう。
又、ごま和え、しら和えのように脂質の高い種実類や豆腐などと一緒にとるとカロテンの吸収がよくなります。