アブラナ科の野菜でキャベツと同じ仲間です。ブロッコリーが突然変異によって白化したもので、地中海沿岸が原産地です。近年では発がん物質を抑制する成分が含まれていることがわかり、注目されている花野菜です。
小さくてズッシリと重く感じる物が水分が多くおすすめです。つぼみが開花していなくて、新鮮な外葉がついているものを選びます。全体的に丸く、白いものが良質です。
ビタミンCが豊富で、ゆでたカリフラワー100gを食べると一日の必要量の50%を満たすことができます。コラーゲンの生成を助け、メラニン色素の生成を阻害するので、美肌に効果的なのはもちろん体の免疫力を高める白血球の働きを強化するので、ウイルスに対する抵抗力がつきます。さらに胃や肝臓などの発ガン物質として知られているニトロソアミンの合成を防ぎ、細胞の酸化を防ぐ抗酸化物質でもあり、ガン細胞の増殖を抑える働きもあります。
アクがあるのでゆでてから料理します。ゆでる時に小麦粉を少し入れると沸点が上がり、時間が短縮できるのでビタミンCの損失を抑えることができます。ほのかな甘みも損なわれずアクもよく抜けます。又レモンの切れ端や酢を入れると白さがよく出ます。ゆでた後は冷ましたほうが水っぽくなりません。クセが無いのでシチュー、ポタージュ、サラダ、煮物といろいろな料理に使えます。