春の七草の「すずな」とはかぶのことですが、日本では古くからなじみ深い野菜です。
わが国に伝わったかぶは、ヨーロッパ型(小かぶ)とアジア型(大かぶ)の2種で、関ヶ原付近を境にヨーロッパ型は東日本に、アジア型は西日本に定着しました。以降、品種改良により、現在、多くの品種が存在します。
葉をつけたままにしておくと、かぶ(根)がしなびてくるので買ってきたらすぐにポリ袋に入れて野菜室に保存して下さい。
おもに根の部分を食べますが、栄養的には根より葉の方がすぐれています。
根(淡色野菜)には、でんぷんの消化を助けるアミラーゼが多いので、胃炎や胸やけなどに効きます。
葉(緑黄色野菜)には、カロチン、ビタミンB2、C、カルシウム、鉄、食物繊維などが多く、骨粗鬆症予防や、ウィルスに対する免疫力強化に役立ちます。
根は煮もの、蒸しもの、漬けもの、汁の具などに使います。アクが少ないので生のままでも料理できます。葉は炒めものや和えもの、汁の具、菜飯などに使います。
<下ごしらえ>
◎つけ根に残っている泥は、流水の下で竹串で取り除くか、たっぷりの水にはなしておくと汚れが落ちます。
◎皮はひげ根の方から縦に厚めにむき、煮物の場合は面取りします。米のとぎ汁などで下ゆですると味がしみ込みやすくなります。