いちごに多く含まれるペクチンはジャムのとろみ成分で、水溶性の食物繊維です。食物が胃から腸へと送られる時間を遅らせる働きがあり、その結果腸のなかの糖分が吸収されるのを妨害します。だから血糖値の急上昇を防ぎ、一定値を維持するのに役立っているのです。
いちごは、あまり日持ちをしないので、なるべく食べる分だけ買いましょう。余ってしまった時は、風に当たらないように、袋などに入れて冷蔵庫に保存すれば、1〜2日、鮮度も落ちずに保存する事ができます。
ビタミンCが多く、コラーゲンの生成に重要な役割をになっており、血管、皮膚、粘膜などを丈夫にします。歯の粘膜も丈夫にするので歯周病にも効果があります。また肌に新陳代謝を高めるのでシミ、ソバカス、吹き出ものなどにも有効です。水溶性食物繊維ペクチンも豊富なうえ、リンゴ酸、クエン酸を含むため大腸のぜん動運動をうながして便秘解消にもつながります。
いちごの表面は傷つきやすいので、やさしく洗います。洗う前にヘタを取ると水っぽくなってしまうだけでなく、ビタミンCの損失が大きくなります。
ストロベリーはストロー(わら)からきているとも言われ、ヘタの部分を取ると水が侵入しやすいからです。