一般に蒸したもち米をついたものを指します。もち米はうるち米にくらべてデンプンの含有量が多く、粘りが強いのが特徴です。栄養価はほとんど変わりません。日本の伝統的な食べ物で、正月の鏡餅をはじめ、ひな祭りのひしもち、棟上げ式の投げもちなどさまざまな伝統行事に欠かせない大切な食品です。
長期保存には冷凍が確実です。 2〜3日の短期間だけ保存する場合は冷蔵庫で十分です。密閉容器にクッキングペーパーを敷き、もちを並べます。2段に重ねる場合は間にもクッキングペーパーを挟みます。ペーパーは、もちの水滴を取るのが目的です。水滴がつくと、ふやけたり、かびがつきやすくなります。
糖質が主成分でたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維を含みます。体をあたためる作用があり、病中病後の体力回復や母乳の出をよくする効能もあります。冷えからくる下痢、疲れやすい人などが食べると改善が期待されるといわれています。
オーブントースターで焼く場合は3〜4分焼き、膨れてきたらスイッチを切り、扉を開けずに1分くらいそのまま置くのがコツです。いったんは、しぼみますが余熱ともち自体の熱で再び膨らんで芯までやわらかくなります。かたくなったもちも、揚げると美味しく食べられます。180度くらいの高温の油にもちを入れ、膨れてきたら取り出し、熱いうちにしょうゆや塩など好みの調味料をまぶし、味をしみ込ませます